マンチェスター・シティは今夏にDFヨシュコ・グヴァルディオル、FWジェレミー・ドク、MFマテオ・コバチッチ、MFマテウス・ヌネスの4人を獲得した。
グヴァルディオルとドクがここまで順調にマンCでポジションを確立しつつあるなか、コバチッチとヌネスは少し苦戦気味だ。ペップ・グアルディオラが指揮するマンCでは、加入1年目は苦戦する選手も多いため、そこまで危惧することではないが、まだ目立ったインパクトを残せていない。
コバチッチはここまで全公式戦で13試合に出場しており、ヌネスは12試合に出場している。ヌネスは2アシストを記録しているが、コバチッチはまだゴールに絡めていない状況だ。そんななか、英『Manchester Evening News』は2人に対して少し厳しい評価をしている。
「コバチッチは、幸運にも退場にならなかったアーセナル戦での不安定なプレイ以来、同じように起用されていない。それ以来、彼はリーグ戦でわずか1試合に先発出場している。とはいえ、ヤングボーイズとの2試合ではいずれも勝利を収めている」
「一方、マテウス・ヌネスは、到着時に見せたレベルに到達することができていない。ウルブズに対する敗戦がターニングポイントになったようで、それ以降の試合は不十分ではないにしても生産的とは言えなかった」
また同メディアは、同じポジションで起用されたMFベルナルド・シウバが直近2試合で2ゴール1アシストを記録していることにも触れており、ヌネスとコバチッチは常にトップパフォーマンスを発揮しなければ、複数ポジションをこなせる選手が多いマンCではすぐにポジションを取られてしまう、と伝えている。
中盤のポジションは、シウバやFWフリアン・アルバレス、FWフィル・フォーデン、DFリコ・ルイスといったメンバーとポジションを争わなければならない。DFジョンストーンズやMFケビン・デ・ブライネが復帰してからはより熾烈なものとなるだろう。
また、CLのグループステージ第4戦のヤングボーイズ戦の終盤では、グリーリッシュのIHも試しており、ハマれば中盤での起用も今後増えてくるかもしれない。
まだ加入して数ヶ月ではあるが、コバチッチとヌネスはポジションの確立に向け、アピールを続ける必要があるだろう。