4700万ポンドのオナナ、600万ユーロのゾマーで明暗 もうクリーンシート9回のゾマーがインテルで大当たり

インテルのゴールを守るゾマー photo/Getty Images

オナナはもうマンUで30失点

失点の多さをGK1人の責任にすることはできないが、今夏インテルからマンチェスター・ユナイテッドに加わったGKアンドレ・オナナは難しい時間を過ごしている。

8日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節ではコペンハーゲン相手に4失点を喫して3-4で敗れており、1人少ない状況での戦いだったとはいえ許される結果ではない。

英『The Sun』が比較したのは、オナナの代わりとしてインテルが獲得したベテランGKヤン・ゾマーだ。
インテルは同日行われたCLグループステージ第4節でザルツブルクを1-0で撃破しているが、このゲームがゾマーにとって今季9試合目のクリーンシート達成ゲームだった。これはインテルの守備が機能していることも大きいが、ゾマーの奮闘も見逃せない。結果的にGK補強をヒットさせたのはインテルの方だ。

2人を比較すると、ゾマーはここまで15試合ゴールを守って8失点、一方のオナナは17試合で30失点も喫している。1試合平均失点数はゾマーが0.5点なのに対してオナナは1.8点まで膨れ上がっている。

クリーンシートは前述通りゾマーが9試合、オナナは5試合、セービング率はゾマー86%に対してオナナは70%に留まる。

インテルがゾマー獲得に支払った移籍金は600万ユーロとされているため、移籍金額から考えればゾマーは今夏のセリエAを代表するヒット補強の1つと言っていいだろう。

もちろんオナナもまだ挽回の時間は残されているが、4700万ポンド補強がヒットと判定される日はくるか。

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