ファン・ダイクは“世界最高のDF”の姿を取り戻したのか 3年前の悪夢から完全復活の時「以前と同じオーラがある」

リヴァプールの最終ラインを統率するファン・ダイク photo/Getty Images

今季はチームの調子も上向きだ

リヴァプールの最終ラインを統率するDFフィルジル・ファン・ダイクは、2020年10月のエヴァートン戦で負った膝の大怪我でパフォーマンスレベルが落ちてしまったと指摘されることがある。

それまでは世界最高どころか、史上最高のセンターバックではないかとの声もあったのだが、膝の靭帯を損傷してからは『無敵感』が消えてしまったようにも感じられた。

ただ、データサイト『WhoScored』はベストな状態に近づいてきたのではないかと今季のファン・ダイクを評価する。
「今季のリヴァプールサポーターは、再びファン・ダイクが最高のパフォーマンスを披露する姿を目撃している。確かに、ニューカッスル戦でのレッドカードは苦いものだったかもしれないが、ファン・ダイクには以前と同じオーラがある。今季リーグ戦8試合でファン・ダイクがまだドリブル突破されていないことがその証拠だ。確かに、彼がタックルを試みたのは僅か9回と多くない。それでも、ファン・ダイクが全38試合の出場で一度もドリブル突破されなかったリヴァプールでのフルデビューシーズンを彷彿とさせるパフォーマンスだ」

ファン・ダイクは2018年の冬にサウサンプトンからリヴァプールに加入しており、2018-19シーズンと2019-20シーズンはリーグ戦全38試合に出場している。この頃のファン・ダイクは最強DFと言っていい輝きだったが、その頃の輝きが戻ってきたのだろうか。

今季のリヴァプールはヨーロッパリーグ(EL)の方に回っており、ELでは主力組を休ませる機会が多い。ファン・ダイクも初戦のLASKリンツ戦以外は出番なしとなっており、休みを取りながらリーグ戦に集中できている環境も大きい。

ファン・ダイクは再び世界トップのセンターバックとの評価を手にできるのか。同サイトはキャプテンマークを任されたことで気が引き締まった部分もあると分析しており、今季チームをリーグ制覇へ導けば評価は再び上がりそうだ。

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