カラバオカップ3回線でニューカッスルと対戦したマンチェスター・シティ。両チームともに主力メンバーの数人を温存しながら挑んだこの戦いは、1-0でニューカッスルが勝利した。
マンCはペップ・グアルディオラが前日会見でコメントしていたように、MFカルヴィン・フィリップスがアンカーとしてスタメン出場。プレミアリーグ第6節のノッティンガム・フォレスト戦でMFロドリが一発退場となり、3試合の出場停止となるため、K・フィリップスにかかる期待は大きかった。
昨年の夏にリーズから加入したイングランド代表MFにはロドリのポジションを脅かすような働きが期待されたが、加入1年目は結果を残すことができず、今シーズンは再起を誓うシーズンであった。
ニューカッスル戦でマンCに加入後5回目のスタメン出場となったK・フィリップス。昨シーズンと比較すると、目立つほどには悪くなかったが、MFジョエリントンやMFサンドロ・トナーリといったニューカッスルの中盤を相手に十分なプレイができたとは言えない。また激しいプレスを回避し、チャンスメイクなどが見られるシーンも多くはなかった。
英『Manchester Evening News』では、「彼にとって状況を好転させるには十分ではないかもしれないが、マンCに移籍して以来、最も前向きな一週間となった」と綴りながらも、「ロドリが出場停止だとしても、ウルブズ戦、特にアーセナル戦で先発出場すれば驚くだろう」と、リーグ戦で定位置確保するのは難しく、クラブでの将来は危ういと伝えている。
ポジションの関係上、ロドリと比較されてしまうのはK・フィリップスにとっては不運なことであるが、新加入のMFマテオ・コバチッチやMFマテウス・ヌネスと比較しても物足りなく感じてしまう。
一方でペップはクラブの公式にて、「カルヴィンは本当に良いプレイをした。リズムやテンポが欠けていると、それは簡単ではない。彼はよくやってくれたし、本当に上手かったよ」と賞賛している。
リーズ時代のK・フィリップスのパフォーマンスにはまだ遠いK・フィリップス。
今季レギュラー定着に向けて気合十分ではあるが、プレイで自身の価値を示すことができるだろうか。