今シーズンはチャンスを掴みたいセルヒオ・ゴメス 持ち前の攻撃力はマンCの新たな武器となり得るか

マンCでプレイするセルヒオ・ゴメス photo/Getty Images

ここまで3試合で1アシストを記録

2022年にマンチェスター・シティに加入したU-21スペイン代表DFセルヒオ・ゴメス。

活躍が期待された若手注目株であったゴメスだが、マンCの熾烈なポジション争いを制することができず、昨シーズンはプレミアリーグで12試合に出場。スターティングメンバーに名を連ねたのはわずか2回だ。

なかなかチャンスを掴めない1年を送ったゴメスだが、今季は第4節のフラム戦とチャンピオンズリーグ(CL)のツルヴェナ・ズヴェズダ戦ではいいパフォーマンスを見せている。
持ち前の積極的な攻撃参加と、クロスから幾度となくチャンスを演出。フラム戦では華麗なドリブル突破からFWアーリング・ハーランドへのアシストを記録し、好調ぶりをアピールした。

英『Manchester Evening News』では、「ジョゼップ・グアルディオラはついにマンシティでセルヒオ・ゴメスのベストポジションを見つけたかもしれない」という見出しで同選手を取り上げている。

ゴメスを中盤やウィングなどさまざまなポジションで起用してきたペップ。しかし、ツルヴェナ・ズヴェズダ戦では左サイドバックで起用した。同サイドのフィル・フォーデンが中に入ってプレイすることが多く、ゴメスは左サイドの大外で自由にプレイすることができた。

同メディアは、ゴメスの攻撃力を生かすために、守備責任が少ないような配置で起用するのが現段階で同選手にベストな起用法であると綴っている。この試合、ゴメスが高い位置をとるため、ルベン・ディアス、ネイサン・アケ、カイル・ウォーカーは3バックで、ゴメスの左サイドのサポートを行なった。

システム変更のため、58分には交代してしまったゴメス。強豪相手だと、まだ起用されるのは難しいかもしれないが、ゴメスのクロスや積極的な攻撃参加は今シーズンの新たなマンCの武器になる可能性を十分に秘めているだろう。

与えられるチャンスはそう多くはないかもしれないが、ゴメスが今シーズンどのようなプレイを見せてくれるのか注目だ。

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