イングランド代表でトモリに出番はこないのか マグワイア起用継続など読めないサウスゲイトのCB選び

トモリはミランで経験を積んでいる photo/Getty Images

EURO2024へ誰を招集するのか

イングランド代表では、何かと代表監督ガレス・サウスゲイトの起用法に注目が集まる。特に最近話題なのがDFハリー・マグワイアの立ち位置だ。

マグワイアは所属するマンチェスター・ユナイテッドで出番を失っており、そのパフォーマンスには疑問の声もある。しかし、サウスゲイトはマグワイア召集をやめない。今月のEURO予選・ウクライナ戦ではフル出場、スコットランド代表との親善試合でも途中出場させており、その信頼は絶大なのだ。

スコットランド戦ではマグワイアがオウンゴールを記録してしまったが、果たしてサウスゲイトはEURO2024本大会へセンターバックの人選をどうしていくつもりなのだろうか。ここが現在のイングランド代表で最も読めないところだ。
少々不思議な点があるとすれば、ミランDFフィカヨ・トモリに出番を与えないところか。トモリも足下の技術に不安はあるが、フィジカル能力はハイレベルだ。ミランでも主力としてプレイしており、経験もきっちりと積んでいる。

しかしトモリは今月の代表戦も召集されたものの、ベンチに座ったままウクライナ戦とスコットランド戦を終えている。通算でもトモリは3試合しか代表戦での出場経験がなく、最後の出場は昨年6月のことだ。トモリとマグワイアのどちらを優先すべきはサポーターの間でも意見が分かれるところだろう。

英『GIVE ME SPORT』は、EURO本大会へセンターバック当確組としてマンチェスター・シティのジョン・ストーンズ、さらにはブライトンのルイス・ダンクの2人を挙げている。少なくともストーンズは決まりだろう。

問題はストーンズの相棒だが、他に同メディアはメンバー入り候補としてチェルシーのリーヴァイ・コルウィル、クリスタル・パレスのマーク・グエーイを挙げている。マグワイアはEURO本大会で落選するとの読みだが、果たしてサウスゲイトは誰を選ぶのか。中盤から前線は安泰に見えるが、センターバックの人選だけがはっきりしないままだ。

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