K・ウォーカーは2度も代表引退を考えていた?  激化するSB争いを前に引退を考える指揮官サウスゲイトが説得に動く

イングランド代表初ゴールを決めたウォーカー photo/Getty Images

代表初ゴールを記録

9日に行われたEURO2024予選の第5節でウクライナ代表と対戦したイングランド代表。同じくグループCの1位のイングランドと2位のウクライナとの注目の一戦となった。

試合は、ウクライナのDFオレクサンドル・ジンチェンコに先制されるも、DFカイル・ウォーカーの得点もあり1-1で終了。勝ち点1を分け合う結果になった。

ウォーカーは、この得点がイングランド代表での初ゴールとなり、公式戦77試合目にして待望の初得点を記録した。
そんなウォーカーだが、英『BBC』によると、EURO2020と2022年のW杯後にイングランド代表を引退することを考えていたという。しかし、その引退を思い留まらせたのは、代表監督のガレス・サウスゲイトのようだ。

「EUROの後とW杯の後、私は彼に(代表での)引退を思いとどまるよう説得した。彼はここにいることが大好きで、続けていきたいと思っていると思う。今は何試合出場することができるかを考えているんだと思う」

「彼は我々にとって重要な存在だ。もし我々のチームのそれぞれのポジションのワールドクラスの選手について話すなら、おそらく彼もその一人だろう」

「彼は我々が彼がいることにどれだけの価値を持っているか、そして彼が我々にとってどれほど重要であるかを理解していなかったように思う。そのことを共有しても彼は私におそらく感謝しないでしょう」(英『BBC』より)

ウォーカーは、同メディアで「アレクサンダー・アーノルド、キーラン・トリッピアー、リース・ジェームズのような選手が出てくると、自分の出番は少なくなると思うものだ」とコメントしている。若くて優秀なSB選手たちの台頭により、33歳のウォーカーは代表引退を考えたようだ。

しかし、今では辞めるつもりはないと代表続行の意志を見せている。ベテランになり、所属クラブのマンチェスター・シティでもキャプテンシーを見せているウォーカー。

33歳というベテランであっても、世界屈指の対人守備を誇るウォーカーはイングランド代表にとっても唯一無二の存在だといえるだろう。

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