スカマッカもデ・ケテラエルもアタランタで復活する “ガスペリーニ流”で2人は危険な存在へ

スカマッカはモンツァ戦で2ゴール photo/Getty Images

モンツァ戦では2人揃って活躍

今季イタリアのアタランタでは、2人のアタッカーに注目が集まっている。ミランからレンタルで加えたベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルと、ウェストハムから獲得したイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカだ。

両者とも昨季は思うような数字を残せぬ苦しいシーズンを過ごしていたが、アタランタでは早くも当たりが出ている。

ミランでセリエA32戦0ゴールの屈辱を味わったデ・ケテラエルは、今季開幕戦のサッスオーロ戦でいきなり得点を記録。ミランであれだけ苦戦していたアタッカーに開幕戦からゴールが生まれるのだから、移籍とは何とも奥が深い。
スカマッカもウェストハムでは消化不良な時間を過ごしたが、2日に行われたセリエA第3節のモンツァ戦で2ゴールと大活躍。自慢の195cmのサイズを活かした強烈なヘディングシュートもあり、いきなり自身の強みをアタランタで見せてくれた。

ちなみにモンツァ戦ではコーナーキックの流れからデ・ケテラエルもエデルソンの先制ゴールに関与しており、揃って先発していたスカマッカとデ・ケテラエルのコンビはアタランタ攻撃陣の軸となる可能性がある。

伊『Sky Sport Italia』によると、指揮官ジャン・ピエロ・ガスペリーニも2人のクオリティに満足しているようだ。

「この夏にチームをどこまで強化できたかはまだ分からない。私は慎重なところがあるからね。ただ、今夜のゲームから今季も良いシーズンを送れるとは思わせてくれた。我々は何よりも攻撃面で若くて才能のある選手たちを加えてチームを刷新したが、基本的な構造は変わっていない。スカマッカのおかげで空中戦が強化されていて、特に引いてくるチーム相手には有効な攻撃オプションとなるかもね。彼がイタリア代表のセンターフォワード1番手になれることを願っているよ」

「デ・ケテラエルは、ヨーロッパの複数クラブが獲得を望んでいた選手であることを忘れてはいけない。彼はミランで難しいシーズンを過ごしたが、ビッグクラブでの1年で多くのことを学んだだろう。我々は彼を本当に信じている」

ガスペリーニはアタランタに独自の攻撃的スタイルを植え付けており、毎年面白いチームを完成させてきた。それはデ・ケテラエルとスカマッカの個性を引き出す可能性があり、2人がどこまで数字を伸ばせるか注目される。

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