ケインの穴はソン・フンミンを中心に埋められる 新生・スパーズの攻撃力は昨季までのチームを超えるかもしれない

バーンリー戦でハットトリック決めたソン・フンミン photo/Getty Images

前線のオプションは逆に増えたと考えることもできる

ハリー・ケインが抜けたトッテナムはどうなってしまうのか。今季開幕前のトッテナムには大きな不安があったが、早くもその不安は解消されつつある。

新指揮官アンジェ・ポステコグルーが植え付けるスタイルはもちろん、新エースとなる韓国代表FWソン・フンミンが着実に調子を上げてきているのが大きい。

2日に行われたバーンリーとのプレミアリーグ第4節では、ソン・フンミンが華麗にハットトリックを記録。ソン・フンミンをセンターフォワードに配するプランも当たっており、英『BBC』もソン・フンミンこそケインに代わるエースと絶賛する。
「ハリー・ケインの退団後、スパーズのファンはどこからゴールが生まれるのか疑問に思っていたことだろう。しかし、今その答えが見えてきたのかもしれない。ソンは今季リーグ開幕3試合ではネットを揺らすことができなかったが、バーンリー戦では得点感覚が健在であることを示した。ソンが見事だったのは得点部分だけではなく、チームのプレッシングをリードする役割もこなし、チームの誰よりも多い27回のスプリントを記録した」

1日にはノッティンガム・フォレストから快速FWブレナン・ジョンソンも獲得しており、ジョンソンは左のウイングにも入れる。リシャルリソンも控えているため、今後は前線の配置も柔軟に変えていけるだろう。以前はケインのセンターフォワードが固定だったが、今では逆にオプションが増えたと前向きに考えることもできる。

今節のバーンリー戦はソン・フンミンのハットトリックもあり、5-2と快勝を収めた。ここまで開幕4試合ではすべて複数得点を奪えており、ケイン退団による得点力不足の心配は薄くなってきている。

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