新体制で古橋がまさかの前線で孤立状態? 2試合連続無得点は危機なのか「亨梧は本当に孤立していた」

昨季はゴールを量産した古橋 photo/Getty Images

指揮官交代が影響しているのか

スコットランドの絶対王者セルティックに、まさかの得点力不足問題が浮上している。

セルティックは今月19日に行われたキルマーノックとのスコティッシュリーグ・カップ2回戦を0-1で落とすと、25日に行われたセント・ジョンストンとの国内リーグ第3節はスコアレスドローで終えてしまった。たった2試合とはいえ、王者セルティックが2試合連続の無得点はちょっとした緊急事態である。

セルティックは今季より指揮官がアンジェ・ポステコグルーからブレンダン・ロジャースに交代しており、指揮官が代わればプレイスタイルも変わるものだ。
中でも英『BBC』が気にかけているのが、昨季国内リーグ得点王の日本代表FW古橋亨梧だ。

「日本のストライカーのポジショニングは、リーグ戦で27ゴールを記録した昨季よりも深くなっているように見える。セント・ジョンストン戦のスタッツによると、90分間でシュート3本、タッチ数は17回だ。これは昨季の平均と似ているが、前半のチャンスを除けば、彼の脅威は限定的だった」

古橋は得点力の高いストライカーではあるが、ややチームのプレイスタイルに左右されるところがある。昨季はタッチ数が少なくともゴールを量産できていたが、ロジャース体制の現在は状況が異なる。かつてハイバーニアンなどで指揮官を務めてきたジム・ダフィー氏も、古橋が孤立しているように見えたと語る。

「亨梧は本当に孤立していた。彼はほとんどサポートを受けられなかった。これについては、ロジャースがどのように攻撃を繋げていくかを考えなければならない」

古橋は味方のチャンスメイクがあってこそ輝く選手だ。ポステコグルーのスタイルは古橋との見事にマッチしていたが、ロジャース体制ではどうなるのか。たった2試合とはいえ、セルティックとロジャースには早くも厳しい視線が注がれている。

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