「Kリーグのロドリ」とは本物か セルティックが注目する190cmの大型韓国代表MFが見せる野心

世代別の韓国代表でプレイしてきたクォン・ヒョクギュ photo/Getty Images

アジア市場への関心は続く

昨季国内3冠を果たしたセルティックは、前任の指揮官アンジェ・ポステコグルー体制よりアジア市場に目を向けてきた。中でも日本人選手は大ヒットとなり、古橋や旗手ら今もチームの中心で活躍するのは日本人選手だ。

指揮官は今夏よりブレンダン・ロジャースにスイッチしたが、アジア市場への注目は引き続き続いているようだ。今夏には韓国の江原FCより21歳の韓国人FWヤン・ヒョンジュンが加入。右のウイングを主戦場とするアタッカーだ。

さらに関心は続く。現在セルティック入りが近いとされているのは、韓国の釜山アイパークでプレイしてきた190cmの大型MFクォン・ヒョクギュ(22)だ。まだA代表ではプレイしていないが、U-23のカテゴリーでは韓国代表として戦ってきた大型の守備的MFだ。
英『Squawka』は、その特長からヒョクギュのことを『Kリーグのロドリ』と呼ぶ。昨季マンチェスター・シティの3冠に貢献したスペイン代表のロドリもサイズがある守備的MFで、現代サッカー界No.1との呼び声もある。さすがにそのロドリとの比較は厳しいが、似た特長を持つ選手へ成長できれば韓国代表にとっては大きな戦力となるかもしれない。世界的に大型の守備的MFは貴重だ。

ヒョクギュもかなり野心的な人物のようで、「セルティックで最高の選手となり、ドイツやイングランドでプレイしたい」とコメントするなど海外挑戦に意欲的だ。同メディアもセルティックをステップアップの場にするつもりと取り上げており、同じようにスコットランドから欧州5大リーグへ羽ばたきたいと考える選手は少なくないだろう。

まだまだアジア市場への関心は続きそうだが、今後はKリーグからも参入選手が増えてくるのだろうか。

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