鹿島にとって浦和戦は「いろいろな意味のある勝ち点1」 岩政監督も着実に成長するチームに手応え

岩政監督は鹿島をさらに成長させることができるか photo/Getty Images

今後の課題はやはり攻撃面か

鹿島アントラーズは4日、明治安田生命J1リーグ第16節で浦和レッズと対戦。特に前半は自分たちのペースで試合を進める時間帯が多かったが、敵地での戦いということもあってか、最後まで均衡を破ることはできず、スコアレスドローで試合を終えた。

この結果、4月23日に行われたアルビレックス新潟戦(第9節)から続くリーグ戦での無敗記録を「8」まで伸ばした鹿島。しかし、苦しかった開幕当初に比べて、チームとして着実に成長してきている一方で、直近3試合は白星を手にすることができず、ドローに終わっているという難しい現状もある。そんなチームの現状に関して、岩政大樹監督はどのように感じているのか。

まず、岩政監督はこの一戦に関して「この埼玉スタジアムでの浦和戦というのは、いろんな思い入れがあります。今日も一角にしか入れない鹿島サポーターのみなさんが、声を枯らしてサポートしていただいて非常に心強かったですし、その中で勝ち点3が取りたかったなというのが正直なところです」と振り返った。
ただ、勝利を手にすることができなかった悔しさを滲ませつつも、チームの成長に一定の手応えは感じたようだ。「選手たちはずっと積み上げてきているものを、レッズという強い相手に対しても表現できるようになってきている。そういう手応えもありながら、ここからどのように次につなげていくかということをまた整理をつけてやっていかないといけないなと感じています。いろいろな意味のある勝ち点1だったと思います」と明かしている。

さらに「今日は中盤の構成を少し変えました。メンバーは1人しか変えていないんですけど、立ち位置を逆にしたり、それぞれのタスクを少し変えたりした部分もありました。そんな中でも、ボールを動かすことはかなりできていました。そこは大きな収穫でした」とも述べていた。

そして、今後の課題はやはり攻撃面か。特にゴール前での形に関して、まだまだ成長の余地があるようで、岩政監督は「ボールを動かしながら、ゴール前にどうやって入っていか、誰がどこに入っていくかというところがもう少し出せれば……。これが次のステップですね。もうちょっとかなと思います」と話している。

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