まさか4年で“ドリブル成功数90回”に留まるとは…… チェルシーでは1年で181回も決めていたアザールの不振

レアルを離れることになったアザール photo/Getty Images

ついにクラブを離れることに

最後までチェルシー時代の輝きを放つことはできなかった。

3日、レアル・マドリードはFWエデン・アザールの退団を発表した。

アザールがレアルに加入したのは2019年のことで、レアルは獲得に1億ユーロを投じている。背番号7を任されるなど期待は大きく、チェルシーでのパフォーマンスを継続してくれるはずとサポーターも楽しみにしていたことだろう。
しかし、レアルではコンディション管理に苦しんだ。加入当初より激太りが指摘されるなど、トップフォームを維持できなかった印象だ。

怪我も続き、リーガ・エスパニョーラでの通算プレイタイムは4年で2525分間と寂しい。アザールが苦戦している間にヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエスら若手アタッカーも成長し、レギュラーポジションを失ってしまった。

リーガ・エスパニョーラでの成績を振り返ると、4ゴール9アシストだ。お得意のドリブルも成功数は4年で90回に留まる。

参考までにチェルシー時代の数字を振り返ると、プレミアリーグにて2014-15シーズンは成功数181回、2016-17シーズンは143回、2017-18シーズンは165回、2018-19シーズンは137回を記録している。まさかレアル加入と同時に一気に数字が落ちるとは予想外だったか。

英『Daily Star』はタレントを集めるサウジアラビア行きの可能性を指摘する一方で、このまま現役を退くプランもあり得ると見ている。チェルシー時代のパフォーマンスを継続できればレアルでもキングになれたはずで、厳しい4年間となってしまった(数字はWhoScoredより)。

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