サウジアラビアのアル・ナスルは今冬にFWクリスティアーノ・ロナウドを迎えたが、それと同時に1人のセンターフォワードとの契約を解除している。
その選手とは、カメルーン代表FWヴァンサン・アブバカル(31)だ。
サウジアラビア国内リーグは1チームに登録できる外国籍選手の上限が8人となっており、ロナウドの枠を空けるべくアブバカルとの契約を解除したのだ。ロナウドはクラブの期待に応えて国内リーグ14ゴールと結果を出しているが、アブバカルも負けてはいない。
アブバカルがアル・ナスルを離れて向かったのは、古巣のトルコ・ベシクタシュだ。そこでアブバカルはリーグ戦14試合に出場して12ゴールと大活躍。95分に1ゴールのペースでネットを揺らしている。
アブバカルは2016-17シーズン、2020-21シーズンもベシクタシュでプレイしており、その際も2016-17シーズンはリーグ戦で12ゴール、2020-21シーズンも15ゴールの結果を残している。ベシクタシュでの通算成績は81戦47ゴールと見事だ。5大リーグでの経験こそ多くないものの、ポルトガルの名門FCポルトでも通算125試合で58ゴールを挙げるなど得点力は高い。
カメルーン代表ではバイエルンのエリック・マキシム・チュポ・モティングも有名だが、得点力ではアブバカルが上と言ってもいい。ロナウド加入と同時にサウジアラビアを離れることになったが、ベシクタシュにとっては大きすぎる戦力となっている。
※クラブ名表記に誤りがありました。ここにお詫びし訂正させていただきます。