アズーリの新エース候補は今年もアルゼンチンで爆発中 《13戦10ゴール》のレテギは欧州でも通用するか

ティグレで活躍するレテギ photo/Getty Images

5大リーグでも見てみたいストライカー

今年3月、イタリア代表の新エース候補として代表デビューを果たしたのがFWマテオ・レテギだ。

アルゼンチン国内でプレイしてきたプレイヤーではあるが、イタリア国籍も保持している。そのことからイタリア代表に招集されることになり、3月のEURO2024予選ではイングランド戦、マルタ戦で1ゴールずつ挙げる活躍を披露。アズーリの新エース候補として見事なスタートを切ってみせた。

勢いはアルゼンチンに戻っても止まらない。現在はアルゼンチン1部のCAティグレでプレイしているのだが、昨年は40試合に出場して22ゴールを記録。リーグ得点王にも輝いた。
今年も開幕から飛ばしており、ここまで13試合に出場して10ゴールを記録。タジェレス・デ・コルドバに所属するFWミチャエル・サントスと並んで得点ランク首位に立っている。

所属するティグレの状態が上がっていないのも興味深い。ティグレは国内リーグ16試合消化時点で13位に沈んでおり、5勝6分5敗と振るわない。チーム得点数も17ゴールに留まっているのだが、そのうちの半分以上となる10ゴールをレテギ1人で決めていることになる。

同じく得点ランク首位のミチャエルが所属するタジェレスは3位と好発進で、チーム得点数も29ゴールとリーグトップだ。同じ10ゴールでも、レテギとミチャエルでは状況が異なる。中位に沈むチームでも関係なく得点を量産しているレテギの実力は本物と見ていいだろう。

最近では欧州5大リーグ行きの可能性も噂されてきたが、まだ24歳と若い選手だ。アルゼンチン国内での成績から考えれば、5大リーグでも通用する可能性は高いのではないか。

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