「ミスが直接ゴールになる。キーパーはとても難しい」エリクセンがデ・ヘアを擁護

自ら失点を招いてしまったデ・ヘア photo/Getty Images

GKの苦悩を理解するエリクセン

プレミアリーグ第35節、ウェストハム対マンチェスター・ユナイテッドの試合が行われ、暫定4位のユナイテッドはウェストハムに1−0で敗れた。この試合はウェストハムにとっては、プレミアリーグ残留に向けて大きな勝利となったが、トップ4に留まりたいユナイテッドにとっては痛い敗戦となった。

この試合の27分、中央サークル付近でサイード・ベンラーマがボールを奪うと、そのまま自らペナルティエリア前までドリブル。ユナイテッドの選手2人がカバーに入っていたがシュートを放つ。シュートの威力はそこまで強くなかったが、ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアが軸足を滑らせたことで、反応が遅れた。そのミスでデ・ヘアの手にボールが当たり、ベンラーマのシュートがゴールネットを揺らすことになった。

『THE Sun』によると、このプレイはデ・ヘアのまた1つ大きなミスとして批判の対象になっている。彼が今シーズンすでに犯しているエラーのカタログにこのプレイが追加されたと言われているのだ。

しかし、チームメイトのクリスティアン・エリクセンはデ・ヘアのミスについて、チームメイトに彼を批判しないように呼びかけたという。

「ダビドは滑ってしまった。だからあのゴールの対応は凄く難しかったんだ。ただ言えることは、彼は今の僕たちがいる1つの理由だということだ。キーパーにとって1つミスが直接ゴールにつながる。それがキーパーの難しさなんだ」

リヴァプールが怒涛の追い上げで5位に上がってきている状況で、ユナイテッドはチームメイト同士で批判している場合ではない。トップ4がかかる大事な時期の今、ベテランのエリクセンは次の試合に向けてチームを勝利に導こうとしているのだろう。

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