リシャルリソン、エンドンベレらBIGな補強がヒットせず…… トッテナムは戦力アップに失敗した

リシャルリソンも期待は大きかったが…… photo/Getty Images

今季はあらゆる歯車が噛み合わず

シーズン途中にアントニオ・コンテを解任し、それから約1か月後にはクリスティアン・ステッリーニ暫定監督も解任となるなど、トッテナムが揺れている。

ステッリーニに関しては、23日に行われたプレミアリーグ第32節のニューカッスル戦を1-6のスコアで落としたことが大きい。前半の21分間で5失点と、さすがに印象が悪すぎる。

現在の順位は7位に沈んでおり、フロントはこの順位に納得しないだろう。近年のトッテナムが補強面で積極的な動きを見せていたからだ。
英『Daily Mail』は高額な移籍金をかけて獲得した戦力がヒットしなかったことを問題視している。

今季ならば6000万ポンドをかけて獲得したFWリシャルリソンだ。エヴァートンから獲得したブラジル代表ストライカーには二桁得点ほど期待したいところだったのだが、現時点で0ゴールとまさかの結果に。コンテの起用法にも疑問はあったかもしれないが、さすがに0ゴールでは苦しい。

2019年に獲得したMFタンギー・エンドンベレもフィットしなかった。こちらは5400万ポンドの移籍金を投じてリヨンから獲得したが、現在はナポリにレンタル移籍している。中盤からボールを運べるダイナミックなMFではあるのだが、やや戦術理解の部分に課題があったか。

他にも3000万ポンドの移籍金がかかったとされるDFセルヒオ・レギロン、セビージャからエリック・ラメラとのトレード+2100万ポンドの移籍金で獲得したMFブライアン・ヒルもヒットしなかった。

高額な移籍金を投じた新戦力がヒットせず、今季も攻撃はハリー・ケインとソン・フンミンが頼みの綱となっており、そのソン・フンミンも得点数を大きく落としてしまった。これも大きな誤算だ。

まずは新指揮官選びが優先だが、来季へトッテナムをどう立て直すのか。もう補強戦略のミスは許されない。

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