47ゴール中40ゴールがワンタッチ 怪物ストライカーのルーツを元ユースコーチが語る

驚異的なペースで得点を取り続けるハーランド photo/Getty Images

経験と本能を兼ね備えたストライカー

アーリング・ハーランドは今シーズンここまでプレミアリーグで32ゴール、公式戦通算47ゴールをマークしており、世界中が今シーズンでどれだけの得点を重ねるのかに注目している。プレミア初年度から衝撃的な活躍を見せ続けるハーランド。そんな彼の活躍に大きく関係しているであろう幼少期について英『Daily Mail』が報じている。

ノルウェーの南西部のブリンFKのアカデミーでサッカーをスタートしたハーランド。7歳の時には1つ年上のチームでプレイしていたこともあり、彼の才能はなかなか開花しなかったようだ。またその時、当時ノルウェーでは有名な選手たちに囲まれた中でのトレーニングだったこともあり、練習から苦戦していた。元ユースコーチのアルフ・イングベ・ベルンステン氏はハーランド自身で考えさせプレイさせていたようで、ハーランドは自分よりも年上で強いDF相手に考えながらプレイしていたそうだ。彼のゴール前での駆け引きのうまさはこの時の経験が活きているとベルンステン氏も語っている。

「彼は常に本能でプレイし、それは経験に基づいている。すべてが彼の強さとパワーによるものではなく、技術力と賢さ、ディフェンダーをだますことによります。彼は状況を認識しています」

身体的特徴を活かしたストライカーのように思えるハーランドだが、自分よりも格上のDFに挑み続けた経験から得た賢さがルーツにある。今やハーランドは世界を代表するストライカーへと成長している。今シーズン、マンチェスター・シティで47ゴールをマークしているが、そのうち40ゴールはワンタッチでのゴールだ。ボールを受ける前に勝負を決めてしまうようなゴール前でのオフ・ザ・ボールの動きは世界トップクラスと言っていいだろう。スピードやフィジカルなどの特長に目が行きがちだが、彼のゴール量産の裏側には幼少期の経験が大きく関係しているようだ。

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