「デ・ブライネの交代は戦術的理由」負傷交代が心配された司令塔の怪我を指揮官は否定

負傷が心配されたデ・ブライネ photo/Getty Images

心配されたデ・ブライネの怪我

CL準々決勝、1stレグでバイエルン・ミュンヘンに快勝をおさめたマンチェスター・シティ。文句のつけようのない試合に思われたが、不安が残る点もあった。それが68分に交代したケビン・デ・ブライネの怪我である。交代直前のプレイで転倒し、着地の際に足を痛めたような仕草を見せた。その後も少しプレイをしたが、指揮官はフリアン・アルバレスとの交代を決定。多くの人が心配したに違いない。

ここまで公式戦通算45ゴールをマークしているアーリング・ハーランドや、本来のプレイをみせ、チームに欠かせない存在になったジャック・グリーリッシュなどシティにはトップレベルの選手が多くいるが、デ・ブライネは別格と言っていいだろう。先日プレミア最速での100アシストを記録したデ・ブライネの正確無比なキックやハーランドとのホットラインは、もはやチームに欠かせない。また、彼のハードワークはチームに伝染し、チームをいい方向に導くことができる。そんなデ・ブライネの交代を指揮官は、英『Daily Mail』でこう説明している。

「(デ・ブライネの交代は)戦術的決定によるものだ。フリアンは彼のためにプレイをした。私は彼のパフォーマンスを見て決断を下した。あの時間帯は、フリアンのもつ別の力が必要だった。私は決断を下すためにここにいるし、それが私の最大の資質だ」
交代後に不満そうな顔を見せたデ・ブライネであったが、この交代後に2得点をマークしたシティ。指揮官の最善の選択によってチームの快勝もそうだが、絶対的な司令塔が怪我で離脱するという、最悪のケースを免れることもできたのだ。

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