アーセナル新DFに待ち受けていた厳しい現実 まだ出場“1試合のみ”のキヴィオルはベンチ入りすらも怪しくなっている

ここからアーセナルの戦力となっていけるか photo/Getty Images

怪我人復帰の煽りを一番に受けている

本人はもう少し出番を得られると予想していたのではないか。1月の移籍市場でスペツィアからアーセナルへと移籍したDFヤクブ・キヴィオルは、12日のフラム戦でメンバーからも外されてしまっていた。

2000万ポンド(約32億円)と言われる移籍金でアーセナルへとやってきた23歳のポーランド代表キヴィオル。スペツィアではレギュラーとして今季公式戦20試合に出場していたが、アーセナルでの出場数はまだ1試合のみ。10日に行われたヨーロッパリーグベスト16のスポルティング戦1stレグでスタメン入りを果たし、これが新天地デビュー戦となった。

しかし、続く12日のフラム戦ではベンチにすら入ることができなかった。英『Football London』によると、キヴィオルはフラムの本拠地であるクレイブン・コテージまで帯同はしていたようだが、負傷離脱していたFWガブリエウ・ジェズスとFWレアンドロ・トロサールがこの試合で復帰。押し出される形でキヴィオルがメンバー外になったのではないかと同メディアは推測している。
DFロブ・ホールディングはベンチ入りしていたことから、キヴィオルはDFガブリエウ・マガリャンイス、DFウィリアム・サリバ、ホールディングに次ぐ第4のセンターバックであると考えられる。さらに、今季右サイドバックを務めているDFベン・ホワイトが昨季CBのレギュラーだったことや、DF冨安健洋がCBでも起用可能なことを踏まえると、キヴィオルの必要性はかなり低いと言わざるを得ない。

将来を見据えての獲得であることや彼の出番が限られることは加入時点で明らかだったが、実際に直面してみると伸び盛りの23歳にとってはなかなか厳しい状況だろう。17日に行われるスポルティング戦2ndレグではメンバーに戻ってくると予想されるが、1stレグが2-2のドローだったこともあり、彼に出番がやってくるかは微妙なところ。少なくともシーズン終了まではこのような状況が続くはずだが、徐々にでもプレイタイムを増やしていくことができるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ