リーグ・アン屈指のFWはアザールを超える逸材に? 直近6試合7ゴールとリールの新記録を樹立したストライカーに注目だ

順調にゴールを積み重ねるデイビッド photo/Getty Images

カナダ代表の23歳

2020-21シーズンにパリ・サンジェルマンを勝点1差で上回り、リーグ・アンの王者に輝いたリール。しかしディフェンディングチャンピオンとして挑んだ昨季は、まさかの10位に終わり、今季も序盤戦は低迷してしまう。それでも直近のリーグ戦6試合で3勝2分1敗と盛り返し、6位まで順位を上げている。

最近の好調を支えている男がFWジョナサン・デイビッドだ。リーグ戦ここ6試合で7ゴールと得点を量産しており、ゴールランキングではPSGのキリアン・ムバッペに並んでトップに躍り出た。カナダ代表のストライカーは、フランスで自身の得点力を存分に発揮している。

2020-21シーズンにベルギーのヘントから加入し、1年目からリーグ戦37試合13ゴールで優勝に貢献。すると勢いは止まらず、昨季は38試合で15ゴール、今季はここまで26試合で19ゴールを記録するなど得点数を毎年伸ばしている。

さらにリーグ・アン第27節リヨン戦ではハットトリックを決めて、クラブでの通算得点数を「53」とし、現レアル・マドリードのエデン・アザールが持つクラブ最多記録の50ゴールを抜いた。足元の技術と得点力を持ち併せ、リーグ・アン屈指のストライカーへと成り上がっている。

英『Sky Sports』によれば、そんなデイビッドに対してプレミアリーグのクラブが関心を寄せている様子。しかし本人はリールで自らの仕事に専念しているようで、同メディアでのインタビューにて「私の将来?今はこの偉大なクラブをヨーロッパに戻すことに集中しているよ」とコメントした。

23歳でクラブの記録を塗り替えた男は、その喜びも口にしている。近い将来、UEFAチャンピオンズリーグなどの大舞台で彼の名前を聞くことも多くなるかもしれない。

「私は選手としてエデン・アザールをとても尊敬している。ここホームで彼の記録を破ったことはとても特別なことだ」

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ