“お金のない”バルセロナがカンセロを獲得するためには? バイエルンは買い取らない意向 

CLパリ・サンジェルマン戦に出場したカンセロ photo/Getty Images

今冬にバイエルンに加入したカンセロ

バイエルンに所属するポルトガル代表SBジョアン・カンセロは、今冬にマンチェスター・シティしたからバイエルンにローン移籍を果たした。しかしバイエルンが、カンセロを買い取る可能性は低いとされている。

現在28歳のカンセロは、ベンフィカの下部組織出身で2014年にトップチームデビュー。その後、バレンシア、インテル、ユヴェントスで経験を積み、2019年夏に、シティに加入を果たした。ペップ・グアルディオラ監督が採用した偽サイドバック戦術は「カンセロロール」などと呼ばれ、チームで重要な役割を果たしていた。しかし、3バックへのシステム変更、DFリコ・ルイスや、DFセルヒオ・ゴメスらの台頭もあり、今年の冬にバイエルンへローン移籍を果たしていた。

そんなカンセロについて、バイエルンはすでに同選手を買い取らない意向をシティ側に伝えており、そこでバルセロナがカンセロの獲得に関心を示しているという。西メディア『SPORT』が報じた。
報道によると、バルセロナはカンセロの獲得に関心を示しているものの、経済的に困難なため慎重になっている。そこでカンセロの行動とメンタリティが完璧で、バルセロナでコンディションを十分に発揮できることを確認するまでは、カンセロ獲得のための決定的な動きをしないとのこと。カンセロがバルセロナの基準を満たした場合、はじめて交渉を開始することになる。

しかしそれは獲得は簡単なことではない。シティはカンセロに全盛期とまではいかないものの、それなりの評価額をつけており、給与も決して安くはない。バルセロナとシティそれぞれに、交渉での努力が必要になるとのこと。

バイエルンに移籍したものの、半年でシティ復帰が濃厚とされているカンセロ。来シーズンはどこのクラブでプレイをすることなるのだろうか。同選手の今後の去就に注目が集まる。

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