トルコで再起を図るイタリアの若き至宝 違いを見せつけた衝撃のデビュー戦

デビュー戦で決勝ゴールをマークしたザニオーロ photo/Getty Images

交代出場からわずか12分でゴール

イタリアの若き至宝が、復活へ向けてトルコの地で新たな一歩を踏み出した。

11日に行われたスュペル・リグ第25節でカスムパシャと対戦したガラタサライ。この試合で違いを見せつけたのが、今冬の移籍市場で同クラブに加入したイタリア代表MFニコロ・ザニオーロだ。

この一戦でザニオーロは、公式戦としては移籍後初のベンチ入りを果たすと、後半の頭からピッチに立ち新天地デビュー。さらに、交代出場から12分後の57分にすぐさま結果を残してみせる。ミロト・ラシツァとのパスワークで相手の守備陣を崩し、貴重な先制点を奪ってみせたのだ。この衝撃デビューを飾ったザニオーロのゴールが決勝点となり、ガラタサライがカスムパシャを1-0で撃破している。
2018年からローマでプレイし、かつてはクラブの将来やイタリア代表の未来を担うと期待されたザニオーロ。大怪我を乗り越え、昨年はチームをECL初代王者に導くなど、これからというときではあったが、今季は移籍問題でクラブと揉めて関係が破綻した。その結果、今冬に戦いの場をトルコへ移すこととなった。

ただ、彼は23歳と若く、まだまだやり直せるはず。ガラタサライにはマウロ・イカルディ、ドリース・メルテンス、ルーカス・トレイラなど、イタリアと縁のある選手も多く、再起を図る場所としてはうってつけかもしれない。この調子でしっかり結果を残し、再び5大リーグのビッグクラブでプレイするザニオーロを見てみたい。いや、能力や素質を見ても、再びビッグクラブで挑戦に励まなければならない選手だろう。今後の活躍にも注目だ。

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