PSGの夢もあっさり打ち砕いた CL優勝候補大本命はやはりバイエルンか

PSGを撃破し、ベスト8へコマを進めたバイエルン photo/Getty Images

PSGのMFも力の差を痛感

今季も白熱した戦いが繰り広げられているチャンピオンズリーグ。今大会の優勝候補の大本命は、やはりドイツの絶対王者バイエルン・ミュンヘンか。

8日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグで、バイエルンはパリ・サンジェルマンと対戦した。前半をスコアレスで折り返したが、後半に入ると61分、89分とゴールを奪い、2-0の勝利。この結果、敵地で行われた1stレグを1-0で勝利していたバイエルンは、PSGを相手に2戦合計スコアを3-0とし、ベスト8へコマを進めた。

今季、リーグ戦では勝ちきれない試合も多く、例年のような圧倒的な強さを発揮できていないバイエルン。現在首位に立っているものの、2位のドルトムントとは勝ち点差がなく、前人未到の11連覇へ向けてやや苦しめられている印象がある。一方で、CLでは順調そのもの。グループステージはインテルやバルセロナと相見える“死の組”で、ラウンド16ではリオネル・メッシやキリアン・ムバッペらを擁する超豪華軍団PSGとの激突であったが、ここまで全勝をキープ。8試合で失点もわずかに「2」と、圧倒的な強さを見せているのだ。
実際、PSGのポルトガル代表MFダニーロ・ペレイラは、バイエルンとの力の差や経験の差をこの一戦で痛感したかもしれない。2ndレグ後、フランス『Canal+』のインタビューでに次のようなコメントを残していた。

「残念ながら、僕たちよりもバイエルンの方が優れていたと言わざるを得ない。前半はチャンスを生かしきれなかったし、チャンピオンズリーグでこのようなミスが起これば、試合は難しくなるんだ。バイエルンは非常にフィジカルのあるチームで、多くのデュエルに勝利している。僕たちは今日の試合で多くのデュエルで敗れたし、言葉が出ないよ」

バルセロナをELへと追いやり、PSGの夢もあっさり打ち砕いたバイエルン。3シーズンぶりのビッグイヤー獲得へ向けて、ノックアウトステージでも快進撃を続けている。

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