“大量7失点”の歴史的大敗からマンUは立ち直れるのか 思い起こされる開幕2連敗&罰走からの快進撃

テン・ハーグ監督も目を塞ぎたくなる後半だった photo/Getty Images

難攻不落だったアンフィールド

衝撃の一戦となった。6日、プレミアリーグ第26節リヴァプール戦に臨んだマンチェスター・ユナイテッドは、アンフィールドで7-0の完敗を喫した。
 
プレミアリーグ第3節でリヴァプールと対戦した際には、本拠地オールド・トラッフォードで2-1の勝利を収めていたマンU。ところが敵地での対戦となった今回は、1点のビハインドを負って迎えた後半にチームが崩壊。次々にリヴァプールにゴールを許し、計7失点を記録した。
 
英『Manchester Evening News』によると、エリック・テン・ハーグ監督は後半に入ってからのマンUの戦いぶりについて、「チームとして団結しなければならなかったのにそれができなかった」「自分のチームがこのような事態に陥ったのは初めてだった」と自らの見解を示している。選手たちが自分たちの失態について説明しようとしたかを問われると、このように答えた。
 
「いや、そのチャンスは今のところ与えていない。そのことについては話し合わないといけないが、私が自分の意見を言っただけだ。明日話し合うことになる。このチームがリセットされることは分かっているし、私たちは立ち直らなければならない。それができることは過去にも証明してきた」
 
テン・ハーグ監督の下で再スタートを切った今季のマンUは、シーズン開幕直後からブライトンとブレントフォード相手に開幕2連敗を喫していた。特にブレントフォード戦は4-0という悲惨なスコアで敗れていたが、試合翌日に選手だけでなく監督自身も罰走を行うことで一致団結し、第3節リヴァプール戦の勝利に繋げていた。
 
今回もその時と同じように罰走が行われるとは考えづらいが、一晩置いてから行われる話し合いでチームとしての在り方に全員で向き合うことになるのだろう。今回の敗戦による精神的ダメージは計り知れないが、良く言えばリーグ38試合のうちの1試合を落としただけ。上手く切り替えて再び勝ち点を積み上げていくマンUの姿が期待される。

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