ポッター監督はタレントを与えられすぎた? 「最も難しい仕事の一つだと言ってもいい」

サウサンプトン戦でも結果を出せなかったポッター監督 photo/Getty Images

チェルシーで結果を残せていないポッター監督

チェルシーはここまでグレアム・ポッター体制で14試合で2勝しかしておらず、ポッター監督には膨大なプレッシャーがかかっている。

現在チェルシーを指揮しているポッター監督は2019年夏にブライトンの監督に就任。3年をかけてチームを築き上げ、今季プレミアリーグでは開幕6試合で4勝1分1敗と、ブライトンの好調の立役者となっていた。しかし突如としてトーマス・トゥヘル氏の後任としてチェルシーの新監督に就任することが決定し、チームを去ることとなった。

ポッター監督はブライトンでの手腕が高く評価されており、チェルシーでも手腕が期待されていた。しかし、現在チームは10位と低迷しており、期待にそぐわない形となってしまっている。
プレミアリーグ第24節のサウサンプトン戦では、最下位に沈んでいる相手に0-1と惨敗し、試合の終了後には、サポーターも怒りを露わにするという結果となった。

そんなポッター監督が抱えるプレッシャーについて、元イングランド代表リオ・ファーディナンド氏が言及した。英メディア『METRO』が報じた。

「グレアム・ポッターの仕事は、最も難しい仕事の一つだと言ってもいい。なぜなら、彼はとんでもない量のタレントを与えられているからだ。監督にとって最も難しいことのひとつは、今週はプレイできないと選手に伝えることだ。そのような選手を再び起用するとき、どのようにして、その選手のモチベーションをあげるのか。選手のマネージメントが1番難しい」

「彼はそれを自分のやり方でやっていると思うし、選手が自分の言うとおりになっているかどうかは、時間が経たなければわからない。だが、今一番言えるのは、メディアやファンのような外部からの影響に耐えられるかどうかだ」

「さらに彼は、冬にたくさんの選手を獲得した。私は、これを『彼はお金をたくさん使っているから簡単な仕事になる』と見てはいけないと思っている。お金をもらっていても、彼に不利になることがたくさんあるんだ。めちゃめちゃ大変な仕事だよ」

チームは4戦勝利なしと崖っぷちに立たされているポッター監督。ここからシーズン終盤戦に向けて、どのように立て直していくのだろうか。

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