左SBにも適応してしまう驚異の才能 20歳・カマヴィンガのセンスが凄まじい「彼はマドリーの未来の柱」

レアルで様々な役割をこなすカマヴィンガ photo/Getty Images

万能戦士として大活躍


トニ・クロース、ルカ・モドリッチの絶対的コンビに加え、同じフランス代表のオーレリアン・チュアメニもアンカーとして存在感を放っている現在のレアル・マドリードにおいて、20歳のMFエドゥアルド・カマヴィンガがポジションを確保するのはなかなか厳しいだろう。

最近ではダニ・セバージョスも指揮官カルロ・アンチェロッティの信頼を得ており、やはりレアルの中盤は競争が激しい。

しかし、カマヴィンガの才能は確かだ。ここ最近は左サイドバックにトラブルが起きたこともあり、カマヴィンガが急遽代役として左サイドバックに入っている。11日に行われたアル・ヒラルとのクラブワールドカップ決勝でも左サイドバックとしてフル出場しており、すっかりその役割にも慣れてきた印象だ。
レアル専門メディア『The Real Champs』もその適応力とサッカーセンスに脱帽している。

「タックル、ボールを運ぶドリブルといったカマヴィンガの特長は左サイドバックでプレイしているときも発揮される。そして何より彼の戦術的知性だ。シーズンの重要な時期にこれほど素早く新しいポジションに適応できるのは珍しいことであり、過去数週間のマドリードは彼の素晴らしいプレイを必要していた。彼の将来が中盤にあるのは確かだが、必要に応じて他のポジションもこなす能力はチームを編成するうえで非常に役立つ。彼はマドリードの未来の柱であり、現在も重要なメンバーの1人だ」

今や右ウイングで活躍するフェデリコ・バルベルデも中盤を本職としてきた選手で、時には右のサイドバックもこなしてきた。やはりセンスの高い選手は複数ポジションをこなせるものであり、カマヴィンガも左サイドバックにてセンスの高さを見せつけている。

将来的にどう起用されるかは分からないが、クロースやモドリッチに世代交代のときが近づいているのは事実。カマヴィンガが重要な選手になっていく可能性は高く、今季は万能戦士としての片鱗を見せるシーズンとなっている。

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