右SB起用にも持ち味を発揮して応えた上島拓巳 複数ポジションで王者の最終ラインに名乗りを挙げる

上島のさらなる活躍に期待だ(写真はイメージ) photo/Getty Images

先制点の起点に

横浜F・マリノスは富士フイルムスーパーカップでヴァンフォーレ甲府と対戦。この試合で右サイドバックとして先発出場した上島拓巳は持ち味を生かして勝利に貢献した。

今季柏レイソルから加入した上島は、昨季3バックだった柏から横浜FMへ加入にあたり、どこのポジションで起用されるか注目が集まっていた。そこでケヴィン・マスカット監督は上島を右サイドバックで起用。序盤は相手の攻撃を受ける時間もあったが、ボールを持つと攻撃のスイッチを入れる役割を全うする。

迎えた30分、エウベルがゴールネットを揺らして横浜FMに待望の先制点が生まれたが、これの起点となったのは上島のパスだった。右サイドから持ち出してパスを入れると、ボールをつないで最後はアンデルソン・ロペスからフリーのエウベルが先制ゴールを記録。柏時代から足元とパス精度に優れた上島のプレイは、横浜FMの矢印を前に向かせる重要な役目を果たした。
一度は同点に追いつかれるものの、再びリードした後はもう一つの武器である強さを発揮して右サイドを封じる。自陣の右サイドへと展開されたボールも跳ね返して相手に自由を与えなかった。

右サイドバックには小池 龍太や小池裕太、松原健などが在籍しているが、上島も貴重なオプションの一つとして期待できるだろう。新シーズンに向けて上島もJ1連覇への重要なピースとなりたい。

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