ムバッペの日ではなかった
2日に行われたモンペリエ戦を1-3の勝利で終え、リーグ・アン2連覇に向けてまた一歩前進したパリ・サンジェルマン。しかし、この試合で先発出場したFWキリアン・ムバッペにとっては散々な結果となってしまった。
FWリオネル・メッシと2トップを形成して今回のモンペリエ戦に臨んだムバッペ。試合開始直後に得たPKのキッカーを務めたが、シュートは相手キーパーにセーブされてしまう。その後、キーパーが先に動いていたということでPKはやり直しとなったが、2度目のシュートは右ポストに直撃。跳ね返りを押し込もうとしたがシュートはバーの上へと外れ、結局ゴールを得ることはできなかった。
さらに21分、相手選手との接触があったムバッペは左太ももの負傷で途中交代となってしまう。クラブはムバッペの負傷状況について3週間の欠場が予想されると発表しており、15日に行われるチャンピオンズリーグのラウンド16、バイエルン・ミュンヘン戦1stレグにも出場できない見通しとなった。
そして、今回の試合でノーゴールに終わったムバッペはリーグ・アン得点ランキング首位の座からも陥落している。今節はスタッド・ランスのFWフォラリン・バログンがハットトリックを達成して今季のリーグ戦ゴール数を14に伸ばしたため、13ゴールのムバッペをかわして単独首位に浮上した。
FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝では、PK戦も含めて3本のPKを成功させたムバッペだが、まさかの2連続PK失敗を皮切りに不運が重なってしまった。CLバイエルン戦の1stレグで彼を起用できないとなるとチームにとって大きな痛手だが、ムバッペ本人には一度リフレッシュするための良い機会と捉えてほしいところ。CLバイエルン戦の2ndレグには万全の状態で臨むことができるか。