ソン・フンミンの新ライバル・ダンジュマも両足でゴールを決められる 一気にポジション争いが激しくなったトッテナムの前線

良いスタートダッシュを切ったダンジュマ photo/Getty Images

ソンのレギュラーの座も安泰ではなさそうだ

2021-22シーズンのプレミアリーグ得点王に輝いたトッテナムのFWソン・フンミンは、両足でゴールを奪える選手だ。昨季のリーグ戦23ゴールのうち、11ゴールは右足、12ゴールは左足から生まれている。
 
今季の彼はまだリーグ戦で4ゴールしか決められていないなどやや苦しんでいるが、そんな折に、似たような特長を持つオランダ代表FWアルノー・ダンジュマという新戦力が加入した。
 
先日、買取オプション付きのローンでビジャレアルからトッテナムへと移籍したダンジュマ。彼は主に左ウイングやセンターフォワードとしてプレイする選手だが、FWハリー・ケインがチームの絶対的なCFである以上、今季不調気味のソンとの左ウイング争いがメインになっていくと考えられる。
 
そんな中、英『Squawka』が注目したのはダンジュマのゴール内訳だ。同メディアは2020-21シーズン以降のダンジュマがリーグ戦とチャンピオンズリーグにおいて82試合に出場し29ゴールを奪ったと伝えており、そのうちの16ゴールが右足、13ゴールが左足で決めたものだと指摘している。ソンとダンジュマはポジションが被るだけでなく、両足でゴールを奪えるという点においても類似性があるのだ。
 
29日に行われたFAカップのプレストン・ノースエンド戦では、ダンジュマが71分から途中出場し、早速トッテナムデビューを飾っている。この試合はケインが休みとなったため、ダンジュマがCFのポジションに入り、ソンはそのまま左ウイングでプレイした。87分にはダンジュマがFWデヤン・クルゼフスキのクロスに右足で合わせ、幸先良く移籍後初ゴールをゲットしている。
 
対するソンもダンジュマが出場するより前に左足で見事な2ゴールを決めており、アピールに成功している。ここで復調のきっかけを掴んでいれば、ダンジュマにポジションを譲るということもなさそうだが、より多くの出場機会を手にするのははたしてどちらになるのか(データは『SofaScore』より)。

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