昨季は《12ゴール10アシスト》と大ブレイクしたのに…… 今季はドリブル数も激減のボーウェンに何が

昨季ウェストハムでブレイクしたボーウェン photo/Getty Images

昨季のブレイクから研究されたのか

昨季のプレミアリーグ7位、ヨーロッパリーグ4強の躍進から一転、今季はプレミアリーグで16位と大苦戦を強いられているウェストハム。

21日のエヴァートン戦では2-0と7試合ぶりの勝利を収めたが、このゲームで2ゴールを奪ったのはFWジャロッド・ボーウェンだ。

ボーウェンといえば、昨季のプレミアリーグで12ゴール10アシストと大ブレイクしたレフティーアタッカーで、昨年にはイングランド代表デビューまで果たした。
今季の活躍で評価を確かなものとしたいところだったが、残念ながらボーウェンはペースを落としている。

今節・エヴァートン戦での2発を含め、今季はリーグ戦20試合を消化して4ゴール1アシストの成績に留まっているのだ。

大ブレイクした選手は研究されるのがスポーツ界の常だが、ボーウェンも対戦相手に読まれてしまったのだろうか。気になるのがドリブルの成功数だ。

昨季は88回のトライで50回の成功を収めていたが、今季はここまで49回のトライで10回しか成功していない。失敗が39回と大幅に増えてしまい、右サイドからシュートへ持ち込むパターンに問題が生じている。

また昨季はファウルを受けた回数が43回となっていたが、今季はもう39回受けている。昨季よりファウルを受ける回数は増えており、警戒されているのは間違いない。

これを乗り越えて得点を量産した先にスターへの道があり、ボーウェンにとっては試練のシーズンだ。

ウェストハムにとってもボーウェンの復調は重要だ。エヴァートン戦での勝利が今季リーグ戦での5勝目だったが、そのうち3勝はボーウェンが得点を決めたゲームとなっている。

ひとまず今季は降格を避けることが第一目標となりそうだが、ボーウェンはここから数字を伸ばしていけるのか(データは『WhoScored』より)。

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