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今季のアーセナルはホームとアウェイの両方でノース・ロンドン・ダービーを制した
16日に行われたノース・ロンドン・ダービーを制したのはアウェイのアーセナルだった。現在リーグ首位につけている彼らは勝ち点を47に伸ばしており、2位マンチェスター・シティとの勝ち点差を8に広げた。敗れたトッテナムの指揮官アントニオ・コンテ監督は、アーセナルがリーグ優勝を争えるチームだと感じたようだ。
今季未だリーグ戦1敗と驚異的な強さを見せているアーセナルは、FWガブリエウ・ジェズスを欠くワールドカップ明けも公式戦5試合を4勝1分と好調を維持している。今回のトッテナム戦では、14分にFWブカヨ・サカのクロスがGKウーゴ・ロリスのオウンゴールを誘発し、36分にはMFマルティン・ウーデゴーの素晴らしいミドルシュートがゴール右下に突き刺さった。その後は何度かピンチを迎える場面もあったが、GKアーロン・ラムズデールを中心に踏ん張り、0-2の勝利を飾っている。
試合後、ホームで宿敵に敗れたコンテ監督はアーセナルの強さを素直に称賛している。英『Daily Mail』によれば、このようなコメントを残したようだ。
「アーセナルは本当に良いチームであることを示した。正直なところ、今日、特にこの雰囲気の中で我々と対戦するのは簡単なことではなかったと思う」
「彼らには素晴らしいバランスがあり、正しいタイミングで攻撃を仕掛けてくる。そして後半は苦しみながらも立ち直った。こういうことができるということは、タイトルを目指して戦う準備が整っているチームだということだ」
「今季のプレミアリーグでタイトルを争えるのは、マンチェスター・シティと合わせてこの2チームだけだと思う」
勝ち点47の首位アーセナル、勝ち点39の2位シティの後ろには、消化試合数が1試合多い勝ち点38のニューカッスル・ユナイテッドや、同じく勝ち点38の4位マンチェスター・ユナイテッドがつけている。2位~4位までは団子状態となっているが、コンテ監督の言う通りであれば、ここからシティが抜け出してアーセナルとの差を縮めていく展開となるのか。長らくリーグタイトルから遠ざかっているアーセナルにとってシティの追い上げは大きなプレッシャーとなりそうだが、最後まで逃げ切ることができるのか注目だ。