偉大すぎるモドリッチ&クロースにどこまで近づける? 2023年のカマビンガが目指す定位置確保

レアルでの将来が期待されるカマビンガ photo/Getty Images

課題の1つにポジショニングが挙げられる

20歳の若さで激戦のフランス代表に割って入り、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会を経験したレアル・マドリードMFエドゥアルド・カマヴィンガ。代表とクラブの両方でチームメイトのMFオーレリアン・チュアメニはワールドカップでもう一段評価を上げたが、2023年はカマヴィンガもレアルで定位置確保となるだろうか。

レアルでも定期的に出番は得ているものの、やはりトニ・クロース、ルカ・モドリッチの壁が厚い。チュアメニもカゼミロの後継者として絶対的な存在となりつつあり、カマヴィンガはまだ途中出場がほとんどだ。

スペイン『Mundo Deportivo』はカマヴィンガの才能を評価しており、中盤からボールを運ぶ能力など20歳とは思えぬ実力は備えている。しかし、弱点の1つとしてポジショニングを挙げている。試合によってはゲームに入るまでに時間がかかってしまうことがあり、ポジショニングの修正は今後の課題か。
カマヴィンガはレアルでの戦いについて、「一生サブというわけにはいかない。ただ、前には良い選手がいるからね。辛抱しないと」とコメントしており、ポジション争いの厳しさは承知の上だ。

クロース、モドリッチは偉大なる先輩だが、2023年は定位置を奪いにいきたい。フランス代表でもチュアメニ&カマヴィンガのコンビが軸になっていく可能性は高く、フランスサッカー界もカマヴィンガのさらなる成長に期待していることだろう。ワールドカップでは左サイドバックに入るなど慣れない経験もしたが、代表で刺激を受けたであろうカマヴィンガは2023年にステップアップできるのか。勝負の1年が始まる。

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