13試合で10ゴールともう止められない セリエA支配するオシムヘンの脅威

ナポリのエース・オシムヘンが得点量産体制へ photo/Getty Images

1対1で抑えるのはかなり難しい

今季のセリエAで二桁得点一番乗りを果たしたのは、ナポリでプレイするFWヴィクター・オシムヘン(24)だ。ナイジェリア代表のオシムヘンは先日のサンプドリア戦で左からのクロスに難しい態勢で合わせて先制ゴールを奪っており、これが10点目となった。

オシムヘンは2020-21、2021‐22シーズンもセリエAで二桁得点を達成しているため、これで3シーズン連続ということになる。データサイト『Opta』によると、セリエAでプレイしたアフリカの選手ではミランで活躍したリベリアの怪人ジョージ・ウェア氏以来だという(1995‐96、1996‐97、1997‐98)。

楽しみなのは、24歳のオシムヘンがここから全盛期を迎えるところにある。オシムヘンは2020-21シーズンが10ゴール、昨季が14ゴールの成績となっているが、このペースなら今季はセリエAでのキャリアハイを達成してくるはず。チームも首位を快走しており、オシムヘンはナポリの英雄となる可能性がある。
しかも今季は怪我で離脱していた期間があったため、オシムヘンはここまで13試合しかプレイしていない。それで得点ランク首位となる10ゴールは見事と言うしかない。ビッグクラブも本格的に獲得へ動き出してくるはずで、現アフリカ最高のセンターフォワードの1人だ。

185cmのサイズから繰り出される身体能力抜群のパワフルなプレイには特別な魅力があり、あのフィジカルを1対1で抑えるのは難しいだろう。今季は思い切って20ゴールまで数字を伸ばしてほしいところだ。

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