19歳でイングランド代表デビューしたNo.1候補がようやくビッグクラブへ 2部で足踏みしたGKの4年半

バトランドは早い段階から注目を集めていた photo/Getty Images

もっと早くにビッグクラブへ行けた逸材がマンUへ

6日、マンチェスター・ユナイテッドはクリスタル・パレスからイングランド人GKジャック・バトランドをレンタルで獲得したことを発表した。

現在29歳を迎えているバトランドだが、その現在地に驚いた人もいるかもしれない。以前はイングランド代表でも長く守護神を任されていくとの期待があったからだ。

バトランドのマンU行きに合わせ、2017年のコメントを振り返ったのが英『Football London』だ。当時ストーク・シティに在籍していたバトランドは、次のようにコメントしていた。
「僕の野望はストークとイングランドのNo.1になることだ。それにチャンピオンズリーグでもプレイしたいし、トロフィーだって勝ち取りたい。ストークでトロフィーをゲットできない理由はないよ」

ところが、ストーク・シティは2017-18シーズンにイングランド2部へ降格する。バトランドの実力を考えれば、ここでプレミアの強豪へステップアップすることも出来ただろう。

しかしそれが実現せず、バトランドは2部で2シーズン過ごしている。その後もビッグクラブへのステップアップが実現することはなく、2020-21シーズンよりクリスタル・パレスへと移籍。今季は怪我の影響もあって10試合の出場に留まっており、イングランド代表からは離れてしまった。

2010年にはU-17欧州選手権を制するなど、国内でも有名な存在だったバトランド。A代表デビューも19歳だった2012年と早かったが、やはりストークでの降格が痛かった。

守護神候補ではないものの、29歳にしてビッグクラブのマンUへとやってくることになった。これはチャンスとも言えるが、その実力をもう一度アピールできるか。

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