リーグの最終順位は7位だったが、ヨーロッパリーグではベスト4に入るなど大健闘した昨季のウェストハム。中堅クラブをまとめるのが上手い指揮官デイビッド・モイーズの下で充実したシーズンを過ごせたわけだが、現状はどうなっているのか。
今季現時点のリーグ順位は、まさかの17位である。
昨夏にはブラジル代表MFルーカス・パケタ、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ、モロッコ代表DFナイエフ・アゲルド、ドイツ代表DFティロ・ケーラー、他にもDFエメルソン・パルミエリ、FWマクスウェル・コルネら1億ポンド以上の資金を投じて豪華な補強に動いたのだが、何とここまでリーグ戦では4勝のみだ。
アゲルドが負傷離脱するなど不運もあったが、昨季からここまで停滞するとはサポーターも予想していなかっただろう。リーグ戦では7試合勝ちがなく、降格を心配しなければならない順位だ。
新戦力だけでなく、イングランド代表MFデクラン・ライス、チェコの長身MFトマーシュ・ソウチェク、スペイン人MFパブロ・フォルナルス、昨季12ゴール10アシストとブレイクしたFWジャロッド・ボーウェン、テクニシャンのMFサイード・ベンラーマ、フィジカルが自慢のFWマイケル・アントニオなどタレントは準強豪クラブと言っていい水準にある。
本来は上を目指せる陣容なのだが、モイーズは立て直せるだろうか。昨夏の補強が豪華だっただけに、17位は信じられない順位だ。