14歳の時から注目されていた? 三笘とブライトンをけん引するエヴァン・ファーガソンとは何者か

ブライトンで活躍するエヴァン・ファーガソン photo/Getty Images

注目を集めている

今季のプレミアリーグはニューカッスルをはじめ中堅クラブが躍動しており、ブライトンもその一つだ。

ブライトンは日本代表の三笘薫が所属するクラブで、今季はここまで17試合終えて勝ち点27の8位にいる。シーズン途中で前指揮官を引き抜かれるアクシデントに見舞われたが、新監督であるロベルト・デ・ゼルビ監督の下で強さを維持している。

ブライトンは攻守両面で戦術が整備されており、魅力的なチームだが、致命的な弱点が一つあった。それが得点力のなさだ。昨季は9位でシーズンを終えたが、総得点数は42ゴール。下から5番目の数字だった。ただ今季はここまで17試合で32ゴール、上から5番目の数字を残している。
全体の得点力増加も一つの要因だが、期待の若手が最前線に定着し始めているのも大きい。エヴァートン戦でゴールを決めたFWエヴァン・ファーガソンのことである。

アイルランドのボヘミアンでキャリアをスタートさせた18歳で、2021年からブライトンのアカデミーでプレイしている。FAカップでトップチームデビューを果たしており、エヴァートン戦は記念すべきプレミア初先発だった。

「14歳のエヴァンは体格もよく、スピードもあった。フィニッシュのキレも抜群だった。彼は若くしてトップチームでプレイする準備が整っていた」

英『BUZZ』ではボヘミアンでコーチを務めているトレバー・クロリーが当時のエヴァンについて語っている。

エヴァンは若くして注目を浴びることになった逸材で、14歳の時にはチェルシーとの親善試合で起用され話題となった。その後、チェルシーをはじめとするBIG6のクラブがエヴァンについて問い合わせを行ったようだが、当時のブライトンのアカデミーマネージャーであるジョン・モーリングとエヴァンの父で、元プロサッカー選手のバリー・ファーガソンが元仕事仲間であったことからブライトン行きが決まったといわれている。実際にこの選択は正解であり、エヴァンはブライトンで地位を築き始めている。

18歳ながら最前線で存在感を示すエヴァン。ブライトンのセンターフォワードは人選が定まらないポジションだったが、エヴァンが評価を高めることになるのだろうか。

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