ここにきて評価を覆してきているが…… マンUはワン・ビサカ放出の可能性をまだ排除していない?

残留するべきか移籍するべきか考えている模様 photo/Getty Images

ようやく存在感を増してきたワン・ビサカ

チームの指揮官がエリック・テン・ハーグ監督に代わった今季はほとんど出番を得られていなかったマンチェスター・ユナイテッドのDFアーロン・ワン・ビサカ。ワールドカップ終了後は戦力としてチームの勝利に貢献しているが、1月に移籍する可能性はまだ残っているようだ。
 
コンディションにも問題があったようで、ワールドカップ開催期間に突入するまでは公式戦1試合の出場に留まっていた今季のワン・ビサカ。ところが、DFディオゴ・ダロトがワールドカップで負傷したこともあり、直近の公式戦4試合全てで先発出場を果たしている。彼はカラバオカップ、バーンリー戦のアシストを皮切りに好パフォーマンスを継続しており、4試合連続の勝利とクリーンシート達成も味わった。
 
これまでは1月のクリスタル・パレス復帰なども囁かれていたワン・ビサカだが、こうなると話は変わってくる。マンUで右サイドバックを本職とする選手は現状ダロトとワン・ビサカくらいであり、シーズン前半戦はダロトのフル稼働状態が続いていた。もし今後もワン・ビサカを戦力として計算できるとなれば、かねてから叫ばれていた右SB補強の必要性は一気に下がる。
 
しかし、英『Daily Mail』は、マンUがワン・ビサカを1月に売却する可能性をまだ完全には排除していないと伝えている。ワン・ビサカ本人もオールド・トラッフォードでの将来を案じているようで、移籍してキャリアを立て直すべきか検討している最中とのこと。また、依然として複数のクラブが彼の獲得に興味を示しているという。
 
現在のマンUはFWクリスティアーノ・ロナウドが退団したこともあり、前線の補強の重要度が高くなっている。その上でワン・ビサカも放出し、右SBの獲得に動く余裕があるのかは微妙なところ。
 
補強に動かずともDFタイレル・マラシアの右サイドバック起用などで凌ぐことはできそうだが、ダロトとワン・ビサカの本職2枚体制の方が安心感はある。よほど高額な移籍金を得られるなどでない限り、状態を立て直してきた彼はひとまず残しておくべきではないか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ