テア・シュテーゲンが虎視眈々と狙っているドイツ代表正守護神の座 ノイアー不在の今季後半はアピールのチャンス

バルサでのハードワークを誓ったテア・シュテーゲン photo/Getty Images

守護神争いのレベルが高いドイツ

現役時代に世界最高のゴールキーパーと呼ばれたオリバー・カーン氏を始め、数多くの名手を輩出しているキーパー大国ドイツ。ここ10年ほどはバイエルン・ミュンヘンのGKマヌエル・ノイアーがドイツ代表の正守護神を務めているが、バルセロナのGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンはいつでも彼からポジションを奪えるよう、全力を尽くしていくつもりのようだ。
 
昨年11月から12月にかけて行われたワールドカップ・カタール大会でもノイアーが守護神を務めたドイツ代表。グループステージ初戦の日本戦を1-2で落としたことが致命傷となり、彼らは2大会連続で決勝トーナメント進出を逃してしまった。ノイアーの責任を追及するのは酷だが、日本に許した2ゴールのうち、どちらかでも防ぐことができていたら流れは変わっていただろう。
 
独『Sky Sport』によれば、カタール大会で出番のなかったテア・シュテーゲンはドイツ代表の守護神争いについて、スペイン『MUNDODEPORTIVO』のインタビューで言及。このように語ったようだ。
 
「もちろんもっとプレイしたいけど、この数年間はマヌ(ノイアー)がドイツ代表のために素晴らしい仕事をしてきたし、その成功を忘れてはいけない」
 
「僕はいつも通りでいることを心がけている。監督が他のアイデアを持っている時に自分が解決策となれるよう、バルサでベストを尽くすつもりだ。ここでハードワークをして、ポジションを争うために戦うよ」
 
ノイアーはカタール大会後の休暇中に、頭をリフレッシュさせるために興じたスキーで脚を骨折してしまい、今季絶望となっている。そのため、3月の代表戦ではテア・シュテーゲンにチャンスが与えられる可能性が高い。
 
バルサはリーグ再開戦となった先月31日のエスパニョール戦を引き分けで終えており、やや残念な再スタートを切っている。テア・シュテーゲンとしては、再びチームの勝利に貢献していくと共に自らの調子をさらに上げていき、3月の代表戦に良い状態で臨めると理想的だろう。

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