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2012-13シーズンにマンUで大活躍したファン・ペルシー
FIFAワールドカップ・カタール大会も残すところは決勝戦と3位決定戦のみ。その後は各国でリーグ戦が再開されていく。すでに帰国した選手やワールドカップに参加しなかった選手は所属クラブでトレーニングに励んでいるわけだが、マンチェスター・ユナイテッドの18歳FWアレハンドロ・ガルナチョと20歳FWファクンド・ペリストリは、クラブOBロビン・ファン・ペルシー氏から直接フィニッシュに関する指導を受けたようだ。
2012年夏から2015年夏までマンUに在籍し、移籍初年度にはプレミアリーグ優勝とプレミアリーグ得点王の栄光に輝いたファン・ペルシー。現在は古巣フェイエノールトで指導者の道を歩んでおり、サポートコーチとしてチームを支えている。
英『Manchester Evening News』によれば、ファン・ペルシー氏はさらなるコーチングバッチ取得のためにマンUで指導を行ったようで、彼はガルナチョ、ペリストリ、マンUコーチのベニー・マッカーシー氏と共に撮った写真をInstagramに投稿。マッカーシー氏はこれに返信する形で、「レジェンドのフィニッシュセッションを選手たちと共にとても楽しんだ」と述べている。
プレミアリーグ歴代屈指のストライカーからフィニッシュワークを学んだということで、ガルナチョとペリストリの今後の活躍には期待がかかる。
特にガルナチョは、リーグ戦中断期間前に一気にトップチームで評価を高めた選手だ。10月末に行われたヨーロッパリーグのシェリフ・ティラスポリ戦でトップチーム初先発を飾ると、11月4日のELレアル・ソシエダ戦でトップチーム初ゴールを記録。同月14日に行われたプレミアリーグのフラム戦では、途中出場から後半アディショナルタイムに劇的な決勝弾を奪った。シーズン後半戦も彼の若さや攻撃力がチームに勢いをもたらすことだろう。
一方のペリストリは、テン・ハーグ監督の下でまだ出場機会を得られていないものの、ウルグアイ代表の一員としてワールドカップでプレイ。グループステージの3試合全てに出場し、うち2試合では先発出場を果たしている。マンUでここから序列を上げていけるのかが注目となる。
いずれにしろ、ガルナチョとペリストリはマンUの若き至宝であり、順当に行けばこの2人のゴールが将来的にチームに多くの勝利をもたらすはず。クラブOBであるファン・ペルシー氏の指導によって彼らの得点力が少しでも向上したとすれば、マンUにとって非常に大きな意味を持つトレーニングだったと言えるだろう。