フランス戦でムバッペとの対決が予想されるウォーカー “三種の神器“が手術からの早期回復を後押し

セネガル戦はフル出場となった photo/Getty Images

2戦連続先発出場中のウォーカー

FIFAワールドカップ・カタール大会を戦うイングランド代表は、11日にフランス代表と対戦する。マンチェスター・シティのDFカイル・ウォーカーには、FWキリアン・ムバッペを封じることが期待されるが、少し前までは負傷によりワールドカップの出場も危ぶまれていた。そんな彼の回復を後押しした3つの道具が存在するようだ。
 
10月に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦で負傷交代し、後日手術を決行したウォーカー。それからシティでは試合に出場できていなかったが、大会期間中の復帰を見越してガレス・サウスゲイト監督は彼をカタールに連れて行った。
 
初戦のイラン戦、2戦目のアメリカ戦こそ未出場に終わったものの、3戦目のウェールズ戦でウォーカーはついに戦線復帰。続く決勝トーナメント1回戦のセネガル戦でも先発出場を果たし、次戦のフランス戦でもスタメン入りが予想される。
 
英『inews』によれば、シティの理学療法部門の主任を務めるジェイムズ・ボールドウィン氏は、ハイテクゴーグル、圧迫ブーツ、マッサージガンという3つの最先端機器を駆使してウォーカーの回復を促進させていたという。同じくシティの選手であるFWフィル・フォーデン、DFジョン・ストーンズにもこれらの道具を持たせ、イングランド代表へと送り出したようだ。
 
ハイテクゴーグルは心拍数をモニターしつつ、顔を優しくマッサージしてくれるゴーグルのようで、頭痛、顔の緊張、目の疲れを軽減し、睡眠の質も向上してくれる代物だという。圧迫ブーツは空気圧で脚をマッサージしてくれるもので、損傷した筋肉組織への血流を増加させ、リンパの流れを促進。筋肉の緊張や腫れも軽減してくれるようだ。
 
そして、特にウォーカーの術後の回復に役立ったのがマッサージガンだった模様。彼の身体は深部組織の治療を必要としていたらしく、その一環として、SFに出てくる武器のような形をしたこの機器を使用していたという。
 
同じイングランド代表で言えば、過去にはデイビッド・ベッカム氏が2002年日韓大会直前に負った怪我を治すため、酸素カプセルを使用し、本番に間に合わせたことが話題になった。その際のイングランドは準々決勝でブラジルに敗れてしまったが、今回はベスト4進出を果たすことができるか。

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