高精度パントキックが武器のGK吉田舜が浦和レッズへ 小泉佳穂と前橋育英で同級生の26歳

浦和のゴールマウスを守れるか(写真はイメージ) photo/Getty Images

大分から移籍が決まった吉田

浦和レッズは8日、大分トリニータより吉田舜を獲得したことを発表した。今季J2で5位となり、J1参入プレイオフを戦った大分を支えた正GKが再びJ1の舞台へと挑戦することになった。

前橋育英高校出身の吉田は3年時に全国高校サッカー選手権大会で準優勝に輝いた。この試合には浦和の小泉佳穂も途中出場しており、二人は高校時代の同級生である。卒業後には法政大学へと進学し、2017年にはSC相模原の特別指定選手でもあった吉田。ディサロ燦シルヴァーノらとともにインカレ優勝を経験し、19年にザスパクサツ群馬へと加入すると、J3で34試合に出場した。

翌年からはJ1に昇格した大分に移籍するものの、J1では出場機会を得ることができず。2年間で公式戦は天皇杯の1試合のみに終わった。J2へと戦いの場を移した今季は、序盤こそ出場できずにいたものの、終盤にスタメンを奪取。11試合に出場してチームの無敗を支えた。
セービング能力もさることながら、彼の持ち味は高精度のパントキックだろう。高校時代から見せているキックは、浦和の西川周作を思わせる精度を持っており、本人の下でより磨かれていくことだろう。西川や鈴木彩艶、牲川歩見といったGKたちの争いに勝ち、J1の舞台でゴールマウスを守ることはできずだろうか。

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