サウジアラビア、日本がジャイアントキリング。韓国は存在感発揮 W杯で暴れるアジア勢。欧州・南米勢に食らいつけ

日本はドイツ相手に大金星挙げ白星スタート photo/Getty images

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2戦目以降もこの勢いを継続できるか

グループHの試合も終わり、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループステージはここから第2節に突入する。フランス対デンマーク、スペイン対ドイツ、ポルトガル対ウルグアイと注目カードが揃っており、目が離せない。

第1節で目立ったのは優勝候補勢のまさかの敗戦だ。

アルゼンチン対サウジアラビアの一戦ではサウジアラビアが勝利を収めた。アルゼンチンはリオネル・メッシのゴールで幸先よく先制したが、その後は勢いが続かずサウジアラビアに逆転を許している。サウジアラビアのW杯での成績はベスト16が最高であり、今大会では1994年以来となるグループステージ突破が見られるかもしれない。
次に日本のジャイアントキリングだ。23日にドイツと対戦し、日本は先制を許すも、後半堂安律と浅野拓磨のゴールで逆転勝利に成功している。ハーフタイムでの戦術変更がピッチに大きな影響を及ぼしており、日本がドイツを上回った。次節コスタリカ戦で勝利となれば決勝トーナメント行きの可能性が高くなり、今大会も8強入りを目指すことができそうだ。

今大会はサウジアラビア、日本とアジア勢の躍進が目立つ。基本的にW杯は欧州勢と南米勢が猛威を振るう大会となっており、W杯・ロシア大会の16強には欧州チームが8、南米チームが4の計12チームがグループステージを突破している。アジアは日本のみであり、ラウンド16でベルギーに敗れた。2014年のブラジル大会ではアジア勢の16強入りはゼロ、2010年の南アフリカ大会は日本と韓国が次のステージに進んでいる。

今大会は12年ぶりに2チームの16強入りが見込める大会となっている。また初戦ウルグアイと引き分けた韓国は悪くないパフォーマンスを見せた。ウルグアイといえばエディソン・カバーニやルイス・スアレス、ダルウィン・ヌニェス、フェデリコ・バルベルデ、ロドリゴ・ベンタンクールなどタレントを揃える南米の強豪だが、韓国はただ引くだけでなく真っ向から立ち向かい、勝ち点1を獲得している。次節はガーナ戦であり、ここで勝ち点3を獲得できれば少しの余裕を持って3節ポルトガル戦に臨むことができる。

カタールやイラン、オーストラリアは初戦で難しい結果となってしまったが、サウジアラビア、日本、韓国は爪痕を残すことができた。2戦目の結果で印象が大きく変わる可能性もあるが、アジア勢から決勝トーナメントに3チーム進む未来はあるのだろうか。

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