“未来の世界最高FW”はW杯でも輝くか レアルの真珠・ロドリゴが絶賛される理由

レアルで活躍するロドリゴ photo/Getty Images

クラシコでも見せた得点本能と勝負強さ

果たしてワールドカップ・カタール大会で出番は巡ってくるだろうか。

昨季からレアル・マドリードで急激に評価を上げてきたFWロドリゴ・ゴエスは、カタール大会へ臨むブラジル代表メンバーにも入ってみせた。今回のセレソンではアーセナルのガブリエウ・マルティネッリと同じ2001年生まれの選手で、この2人が最年少メンバーとなる。

そんなロドリゴについてレアル専門メディア『The Real Champs』は「世界最高のFWになる素質がある」と絶賛する。ポテンシャルの高さはもちろんだが、評価されているのは強いメンタル部分だ。
レアルのセンターフォワードはあくまでカリム・ベンゼマが1番手であり、ロドリゴは2番手の立場にある。ベンチスタートになることも多く、まだ絶対的な主力にはなり切れていない。

しかし、ロドリゴは途中出場からでもゴールに絡む力を持っている。同メディアが称えたのは今年10月に行われたバルセロナとのクラシコで、ロドリゴは85分から出場。すると後半アディショナルタイムにPKを獲得し、それを自ら沈めてしまったのだ。

獲得したPKを自ら蹴り込むメンタルの強さは見事で、21歳とは思えぬ落ち着きがある。素早くゲームに入ってPKを獲得するセンスも巧みで、得点本能に優れている点こそ同メディアが世界最高のFWになる可能性を秘めると称賛する理由だ。

ブラジル代表でもロドリゴはベンチスタートになる可能性が高い。主役はネイマール、ヴィニシウス・ジュニオールらで、センターフォワードでもリシャルリソン、ガブリエウ・ジェズス、国内組のペドロ・ギリェルミなどライバルは多い。

それでも、ロドリゴが短い時間で結果を出せることはレアルで証明済みだ。これは代表監督チッチに対して良いアピールになっているはずで、あっさりとワールドカップ自身初ゴールを奪う可能性も十分に考えられる。その点取り屋としてのセンスはずば抜けており、世界最高FWへの片鱗をカタールの地でも見せてほしいところだ。

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