“4番手DF”でもレアルに残りたい 286試合も戦ってきた万能DFナチョが貫くクラブ愛

レアルであらゆる役割こなすナチョ photo/Getty Images

バックアッパーDFとして貢献してきた

今季もリーグ戦での出場時間は141分に留まるなど、レアル・マドリードの最終ラインでファーストチョイスになっているわけではない。しかし、サポーターはDFナチョ・フェルナンデスの重要性を理解しているはずだ。

32歳を迎えたナチョはレアルのアカデミーを経て、ここまでトップチームで通算286試合もこなしている。ファーストチョイスだった時間は少ないが、最終ラインのバックアッパーとして多くの指揮官から重宝されてきた。

ナチョとクラブの契約は今季限りとなっており、スペイン『as』はMLS方面からの関心もあると紹介している。しかし、ナチョはまだレアルで戦いたいとの思いを持っているようで、希望は契約延長にある。
今のレアルではダビド・アラバ、エデル・ミリトン、アントニオ・リュディガーがセンターバックに入り、サイドバックにはダニエル・カルバハル、フェルランド・メンディがいるため、ナチョの出番は限られる。センターバックとしては4番手といったところだが、それでもナチョはレアルへの思いを貫いている。それもサポーターに愛される理由だろう。

過去にはセルヒオ・ラモス、ペペ、ラファエル・ヴァランが最終ラインの主役となるなど、ナチョの前には常にワールドクラスのDFたちが立ちはだかってきた。レギュラー確保には苦戦してきたが、ナチョほど頼れるバックアッパーも珍しい。

ナチョの残留はレアルの力となるはずで、センターバックとサイドバックの両方をこなせるナチョは縁の下の力持ちDFと呼ぶにふさわしい選手だ。

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