左WGのポジション争いに名乗りを上げたガルナチョ
惜しくもグループステージ首位通過は逃したものの、4日に行われたヨーロッパリーグのレアル・ソシエダ戦で0-1の勝利をあげたマンチェスター・ユナイテッド。MFブルーノ・フェルナンデスはこの試合でトップチーム初ゴールを決めた18歳FWアレハンドロ・ガルナチョについて、彼が見せている“ここ最近の姿勢”を評価している。
トップチームでの初先発を飾った先月28日のELシェリフ・ティラスポリ戦に続き、今回のソシエダ戦でも左ウイングのポジションで先発出場したガルナチョ。17分にはFWクリスティアーノ・ロナウドのパスからゴールを決めており、チームに貴重な先制点をもたらした。
FWアントニーやFWジェイドン・サンチョなどウイングの離脱者が出ているという事情もあり、彼はここに来て急激に存在感を高めている。英『Daily Mail』によれば、ソシエダ戦後にB・フェルナンデスがガルナチョについて言及しており、プレシーズンツアー時は彼のチーム内評価が低かったこと、そこから見事に巻き返したことなどを明かしている。
「彼は(この試合で)良かったが、僕たちが彼に多くを期待していることを彼は知っている。彼はまだとても若い。それでも本当によくやっているよ」
「シーズン当初、彼はベストな状態ではなかった。プレシーズンツアーでは彼が見せるべきベストな態度を示すことができていなかった。だからこれまで彼にはチャンスがなかったんだ」
「でも今は良い形でトレーニングに取り組んでいるし、良い姿勢を見せるようになった。だからチャンスを得ている。彼はそれに値するよ」
エリック・テン・ハーグ監督は規律を特に重要視する監督としても知られており、この若き逸材にはプレイヤーとしてだけでなく、人間としての成長も望んでいるのだろう。こういった自らの課題にしっかりと向き合い、改善し、トップチームの監督や先輩たちからも認められつつあるガルナチョは、ここからさらなる速度で成長していくかもしれない。