2年前はユンカーに奪われた得点王の夢 今季《76.7分に1ゴール》と暴れるノルウェー大型FWがいた

ボデ・グリムトで得点を量産するペルグリノ photo/Getty Images

2年前は惜しくもユンカーに届かず

2020年、ノルウェー1部リーグであるエリテセリエンにて得点王のタイトルを獲得したのは現浦和レッズFWキャスパー・ユンカーだった。ボデ・グリムトのエースとして27ゴールを挙げたユンカーは、ノルウェー国内リーグ得点王の実績とともに浦和へと加わった。

その2020年シーズン、得点ランク2位で涙を呑んだのが32歳のノルウェー人FWアマール・ペルグリノだった。190cmのサイズを誇るペルグリノは主に左のウイングを本職としており、2020-21シーズンはクリスチャンスンBKの選手として25ゴールを記録。ユンカーに惜しくも2ゴール届かず、得点ランク2位でフィニッシュすることになった。

あれから2年。ペルグリノはサウジアラビアへの移籍を挟み、2021年よりユンカーも所属していたボデ・グリムトに加入。そこで今季リーグ戦25試合で23ゴールと大暴れしており、76.7分に1ゴールの驚異的なペースで得点ランク首位を独走しているのだ。2位の数字が14ゴールとなっていること、残り2試合で今年のリーグ戦が終了することを考えると、今季の得点王はペルグリノで間違いないだろう。
興味深いことに、ペルグリノはこれだけの得点を稼ぎながらノルウェー代表での経験がない。ボデ・グリムトでは通算67試合で40ゴール18アシストと見事な数字を残しているだけに、実力的にはノルウェー代表でプレイしてもおかしくない選手だ。ノルウェーといえばマンチェスター・シティ所属のアーリング・ハーランドが話題の中心だが、ノルウェー国内ではペルグリノも大きな注目を集めている。

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