豪州へ向かって2カ月で再びフリーに スコットランドで92ゴール奪った点取り屋はどうなる

セルティックで活躍していたグリフィス photo/Getty Images

32歳のストライカーはどこへ

2013年に現行のスコティッシュ・プレミアリーグがスタートして以降、最も多い通算92ゴールを挙げてきたのがスコットランド人FWリー・グリフィスだ。

セルティックのエースだったグリフィスは、2015-16シーズンに31ゴールも奪って得点王を獲得。2013-14シーズン以降スコティッシュ・プレミアリーグにてシーズン30ゴール以上奪っての得点王獲得はグリフィスのみで、その得点力はスコットランド国内でも高い評価を得てきた。

しかし、あれから6年でグリフィスの置かれている状況は大きく変わった。31ゴール奪った次の2016-17シーズンには12ゴールまで失速し、出番を失った昨夏にはダンディーFCへレンタル移籍することに。
今年2月にはスコットランド3部相当にあたるリーグ1のフォルカークFCと契約を結んだものの、そこでも13試合で2ゴールと振るわなかった。

そして今夏、グリフィスはオーストラリアのマンドゥラ・シティFCとの契約を締結。この決断はスコットランドでも話題を呼ぶことになったのだが、マンドゥラ・シティはオーストラリア3部にあたるフットボール・ウェスト・ステートリーグ・ディビジョン1に所属しているクラブだ。グリフィスが32歳とベテランになりつつあったとはいえ、オーストラリア最上位のAリーグではなくフットボール・ウェスト・ステートリーグ・ディビジョン1のクラブに向かったのは意外な動きだった。

だが、マンドゥラ・シティとの契約も僅か2カ月で終了。現在は再びフリーとなっている。

英『Glasgow Times』によると、グリフィスは現状についてこう語っている。

「僕には11歳になる息子がいて、いつピッチに戻るのかと僕に問いかけてくるんだ。答えるのが難しい質問だよね。今はハードワークを続けている段階で、クラブから電話がかかってくるのを待っている状況だと伝えているよ」

今でも国内で注目を集めているところに、グリフィスの人気度がうかがえる。セルティック時代の輝きは見事だったが、またトップリーグでプレイする日はくるのか。32歳はまだ諦める年齢ではなく、今後も注目を集めていきそうだ。

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