三笘、ウンダフとともにユニオンを支えた男 ベルギー代表に入りたいバンゼイルの輝き

昨季のユニオンはウンダフ(左)とバンゼイル(右)が得点源に photo/Getty Images

昨季ベルギー国内リーグで旋風を巻き起こしたロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズ。そこで注目を集めたタレントも多く、日本代表の切り札となったFW三笘薫もその1人だ。ベルギーできっちりと結果を出したことにより、今夏には所属元のブライトンへと合流。一躍有名な存在となった。

その三笘と同じくユニオンでブレイクし、今夏にブライトンへ加入したドイツ人FWデニス・ウンダフも印象的だった。昨季の活躍からドイツ代表入りなんて話題まで浮上することになり、ほぼ無名に近かったストライカーがドイツ国内で話題を呼ぶことになった。

そしてもう一人。ウンダフと前線でコンビを組んだベルギー人FWダンテ・バンゼイル(24)のことも忘れてはならない。
昨季リーグ戦で26ゴール12アシストを記録したウンダフに比べると地味に映るが、バンゼイルも昨季14ゴール10アシストと結果を残した。その活躍から昨年にはベルギー代表デビューを果たすことになったわけだが、バンゼイルは今季もユニオンに残留している。

今季は相棒のウンダフを失ったものの、ここまで12試合を戦って6ゴール2アシストときっちり結果を出している。ベルギー代表の前線ではまだ黄金世代が君臨しているものの、エデン・アザールやロメル・ルカクのコンディションが悪い。バンゼイルのように国内でアピールしているストライカーをワールドカップへ招集するのも悪くない判断だ。

ベルギー『Het Nieusblad』によると、バンゼイルもいつ声がかかってもいいように準備は進めているようだ。

「常に代表入りは望んでいることだけど、僕は現実的だ。(代表監督の)マルティネスが僕を必要とするなら、僕は全力を尽くす準備がある。今はチームのためにハードワークするだけだよ」

ウンダフが抜けてチームのエースとしての自覚も増しているバンゼイルもベルギー代表候補で、三笘と同じようにユニオンでの活躍から代表の切り札となるかもしれない。

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