ウォーカーをも超える“38km/h”のトップスピード計測 リヴァプールでヌニェスのターンがやってきた

ウェストハム戦でゴールを決めたヌニェス photo/Getty Images

サイズに加えてスピードがあることも証明

ここ数年のプレミアリーグを大きく盛り上げてきたマンチェスター・シティとリヴァプールは、今夏に揃って大物センターフォワードを迎えた。序盤の結果だけを見れば、成功したのはアーリング・ハーランドを迎えたマンCの方だ。

一方でリヴァプールがベンフィカから獲得したダルウィン・ヌニェスはクリスタル・パレス戦で退場処分を受けてしまうなど、なかなかに苦い立ち上がりとなってしまった。ハーランドとの比較はヌニェスの耳にも届いていたはずで、プレッシャーはかなりのものがあっただろう。

しかし、サポーターの間でヌニェスの人気は確実に高まっている。19日のウェストハム戦では貴重な決勝ゴールを挙げてチームの勝利に貢献したが、英『BBC』はリヴァプールサポーターの中でヌニェスがお気に入りの選手になりつつあると取り上げている。
さらにウェストハム戦では、ヌニェスが38km/hのトップスピードを記録したことが話題を呼んだ。米『ESPN』などによれば、このスピードは2020年にマンCのDFカイル・ウォーカーが記録した37.802km/hを超えてプレミアリーグ史上最速のものだというから驚きだ。

ヌニェスは187cmとサイズのあるストライカーだが、ハーランドら現代のストライカーたちと同じく縦への推進力も備えている。やや結果にこだわりすぎて強引にシュートへ持ち込むシーンがあるのは気になるが、ウェストハム戦で得点を決めたことで落ち着くことが出来たはず。今後チームメイトとの連携が深まれば得点数も増えていくだろう。

昨季もベンフィカではリーグ戦26ゴールを挙げており、得点を奪う力は高い。リヴァプールは苦しいスタートを切っているが、まだトップ4への巻き返しは可能だ。ヌニェスのターンはここから始まる。

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